導入事例 03 無観客配信へビジネスモテルを転換した音楽ラウンジ

音楽好きのオーナーが音にこだわって作った音楽ライブスタジオですが、コロナの影響で有観客ライブができなくなってしまい、オンライン配信への転換を行いました。配信でもクオリティを担保したいと、配信設備にもこだわっています。

Tokyo Guesthouse Oji music lounge

2017年8月に北区王子にオープンしました。当ゲストハウスは、JR京浜東北線の王子駅から3分ほどの高台にあり、上野や浅草などの観光地にもアクセスが良く近隣には飛鳥山公園や石神井川があり、緑豊かな古き良き東京の街なみをご堪能いただけます。 また、私達は世界中のミュージシャンや音楽を愛する人たちと音楽を通じて素敵な時間を共有したいと願い、ここに集まり訪れてくれた人たちの記憶に残る空間を提供したいと考えています。
http://oji-music-lounge.tokyo/

導入の経緯

これまでアーティストファーストでやってきたと自負するオーナーの小林さん。コロナで営業ができなくなった時に、ライブハウスを使っているアーティスト達が何か自分たちにできることをしたいと言って、みんなで演奏した楽曲を販売して、その収益を寄付してくれたそうです。「そんなアーティスト達をこれからも大事にし、彼らが活躍し続けることができる場を作ろうと、オンライン配信への転換を決意しました。」

プロ機材ドットコムの提案ポイント

カメラは最初は手持ちのものに合わせて同メーカーのミラーレス一眼を2台導入。その後、大きなホールの配信の機会もあり、業務用ビデオカメラも追加。

スイッチャーは最初ATEM Mini Proから導入したが、すぐに物足りなくなって上位機種を導入。オーディオ系は既存設備を使用。

カメラはアーティストの寄り、ステージ引き、手元寄りと最低3台使用。演者の人数やこだわりで徐々に台数も追加。

初回配信時はプロカメラマンによる機材設置とレクチャーを行った。初心者でも安心していただけるようサポート。

導入インタビュー

質を上げてビジネスを広げる

導入前は手持ちのカメラと無料ソフトウェアだけでの配信を行っていましたが、お金をかけないでできることには限界を感じていたというオーナー小林さん。機材を新たに導入したことで、映像クオリティが圧倒的に上がったと、視聴者の評判が上がったそうです。また、映像クオリティが上がったことで、有名アーティストから利用したいと声がかかるようになったり、有料チケットサービスと連携し、新しいビジネスも広げていらっしゃいます。

補助金アドバイスが役立った

もともと、ものづくり補助金を検討されていましたが、導入機材の規模感と申請のハードルを考えた上で、小規模事業者持続化補助金のご提案をさせていただきました。その後補助金の申請書は、ご自身で商工会に相談しながら作成されました。「補助金の提案と、こちら側の目線に立って機材の選定をしていただいたのがありがたかったです。申請書作成時もわからない点には丁寧にアドバイスをしてもらえました。」

まだまだ挑戦を続けたい

「今後は一流アーティストの配信をやってみたい。テレビで慣れているアーティストに満足してもらえるクオリティを実現できるようブラッシュアップしていきたいです。野外からの配信にも挑戦したい。」と配信への意欲を語る小林さん。最初はオーナーの小林さんが自らスイッチングや配信管理までほぼワンオペでされていました。今はカメラ操作をされるスタッフさんも増え、まだまだ機材のステップアップも考えられているとのことで、向上心には驚くばかりです。

セット内容

カメラSONY α7iii2
カメラJVC GY-HM175 3
スイッチャーBlackmagic Design ATEM Television Studio HD 1
モニターSP-4K156 15インチ4Kモニター1
その他追加もあり多数導入