導入事例 01 蔵元さんとのトークを配信する名古屋の日本酒バー

ELLASは雰囲気のよいバーでお酒を飲みながらリラックスして素敵なトークが繰り広げられる、そんなスタジオです。コロナ禍で営業を制限された飲食店。オーナーの田中順子さんは1度目の緊急事態宣言より前に危機感を感じ、「何かを発信していくためにはライブ配信をやるしかない!」との信念を持って配信を始められました。当初は知識も経験もゼロで、一からのスタートでした。

田中 順子氏(日本酒ディレクター/料理研究家)

「日本酒を、もっと食卓に」をテーマにSake’s Kitchen(サケズキッチン)主宰。あらゆる料理に日本酒をマッチングさせる方法で、日本酒を軸にした総合的な食のスタイリングを展開。現在は、セミナー講師、レストラン等のセレクションアドバイザー、レシピ監修、イベントプロモーション活動、プライベートでは2児の母として、食育事業、農業や水産業を巻き込んだ地域活性事業にも尽力しています。
https://sakeskitchen.com/ellas

導入の経緯

コロナで営業時間は短縮され、店で開催していた日本酒講座もできなくなり、「オンラインで講座をやりたい」、そして、「日本酒の魅力を伝えるような番組を発信したい」というご要望でライブ配信スタジオを導入されました。

プロ機材ドットコムの提案ポイント

一番苦労したのがマイク。トークの声をクリアに収録することを最優先し、最終的にはグースネックマイクを選択。

カウンターの中でオペレーションを行うため、機材は極力コンパクトなものを選んだ。

最大4名のトーク配信を行うには、オーディオミキサー導入は必須だったため、スイッチャーはコンパクトさ重視。

グラス棚はガラス張りのため、カメラと照明の位置に苦労した。形状のフラットな面光源ライトを採用。

導入インタビュー

ライブ配信と収録を使い分け

日本酒バーのオーナーでもありながら、日本酒ディレクターとして、日本酒の普及活動や酒蔵さんのプロモーション活動のお仕事に日々奔走されている田中さん。ELLASでは「日本酒講座」「蔵元さんとのトーク番組」「プロテイスターによるテイスティングコメント番組」の3種の番組を軸に配信を展開しています。講座や蔵元さんの番組は生配信で、テイスティング番組は収録して編集と、番組スタイルに応じて使い分けています。

すべてのセッティングを一人で行う

普段は日本酒バーとして営業しているので、機材は常設できません。最初は常設をお勧めしましたが、勤勉で記憶力の良い田中さんはすぐにセッティングも覚えられました。毎回3台のカメラと人数分のマイク、そして照明、スイッチャーやミキサー等の配信機器のセッティングを一人で行っています。出演者の位置はほぼ固定にし、セッティングはある程度パターン化しています。

酒蔵さんの想いを伝えていく

「日本の酒蔵さんは良いものを作っているのにそれを当たり前のことと思っていて、わざわざ発信するのは苦手な人が多い。今後は酒蔵さんをどんどん取材して、世界に発信するのが自分の役目」と語る田中さん。「これからは全国の酒蔵さんから出張配信も行って行きたいので、配信のテクニックや装備をまだまだ充実させていきたい」と配信への意欲と挑戦はまだまだ止まらないようです。

セット内容

カメラSONY ZV-13
スイッチャーBlackmagic Design ATEM Mini Pro1
照明SPL-210B LEDパネルライト 2
オーディオミキサーZOOM L-81
マイクTASCAM TM-95GN4
その他三脚、ライトスタンド、ケーブル等